GMが監督に…マーリンズの「異例人事」が秘める可能性

公開日: 更新日:

■メジャーでは大胆な編成、人選が可能

 メジャーでは過去にも異例の抜擢で監督を務めたケースが少なからずある。77年にはチームの低迷に業を煮やしたブレーブスのテッド・ターナー・オーナー(当時)がブリストル監督を解任し、自ら指揮を執った。

 01年にはDバックスがマイナーですらコーチ経験のない元テレビ解説者のボブ・ブレンリー監督のもと地区優勝、世界一を達成した。Dバックスは09年途中にもマイナーのディレクターだったA・J・ヒンチ(現アストロズ監督)を史上2番目、34歳の若さで抜擢して話題を呼んだ。

「最近は統計的手法を用いるなど、独自の方針で監督人事を決めるGMが増えている。これまではマイナーでの監督、コーチ経験が重視されてきたが、オーナーもGMの方針を尊重し、従来の固定概念にとらわれないチームづくりを認める傾向にある。親会社から出向したフロントが仕切る日本のプロ野球とは違って、メジャーでは大胆なチーム編成、監督の人選ができるのです」(友成氏)

 ジェニングズ監督は新たなモデルケースになる可能性を秘めている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢