セ最多セーブのDeNA山崎 “守護神”の原点になった母への花束

公開日: 更新日:

「それでは投げられなかった。今すぐ変えるのは難しい。ステップの修正は課題になってくると思いますが、まずは今のスタイルで結果を残したい」(山崎)

■母ベリアさん

 小学校時代に両親が離婚し、2歳年上の姉・麻美さんと一緒に女手ひとつで育てられた。フィリピン出身の母・ベリアさん(45)が言う。

「本当に優しい子です。小さい時は走るのが好きでよく転んでいました。『何事も途中で諦めず最後までやり遂げなさい』とよく話してきました」

 中学時代はヤンチャをすることもあったという。

「家の壁は穴がありますよ。でも、私はマイナスには考えなかった。荒れたとも思っていません。外で当たるより家の中でやる分にはという感じで。一人親ですし、いつグレても仕方がないと自分で覚悟していましたから」

 帝京高時代は特待生ではなく、ベリアさんが昼夜働いて学費を稼いだ。プロ入り後は毎試合のように球場で山崎の投球を見届ける。山崎は母と姉に本拠地・横浜スタジアムのシーズンシートを2席分、プレゼントした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは