澤“復活弾”も 上積みゼロのなでしこに「W杯に向け不安」の声

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 4年前に世界の頂点に立った女王たちは、良くも悪くも「何も変わっていなかった」。なでしこジャパンのコトだ。

 24日、6月8日開幕の15年カナダW杯の前哨戦として、ニュージーランドとの国際親善試合を行った。なでしこは先発した11人中、優勝した11年ドイツW杯の主力が9人。ドイツ組以外の第3GK・山根絵里奈(24=代表歴14試合)の先発出場は、187センチの長身を生かしてニュージーランド選手の高さに対抗するため。DF川村優理(26=13試合)がボランチで起用されたのは、正ボランチのMF阪口夢穂(27=89試合)が、コンディションを崩したからだ。

「3月のアルガルベ大会(ポルトガル)になでしこは若手主体で臨み、9位という散々な結果に終わったが、沢を筆頭に4年前のW杯優勝メンバーを23人中、17人招集したことでチームに安定感が生まれた。しかし、ニュージーランド戦の出場メンバーは、動きにレスポンスの悪さばかりが目立った。18日に始まった合宿で1日2部練習などトレーニングを続け、疲労がたまっていると思いたいが、チーム全体から4年前のハツラツとした強さが見られず、DF熊谷以外に20代前半に主力がいない状況を考えるとW杯での戦いぶりに不安がよぎります」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)

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