交流戦も苦戦必至の阪神 “無能コーチ”二軍落ちが秒読み段階

公開日: 更新日:

 阪神は24日のDeNA戦で期待を裏切った岩貞、桑原、榎田の3投手を二軍に落とした。その前日、正捕手として育てるはずの梅野にも二軍行きを命じた。

 もっか阪神は、防御率(3.87)、失点(196)、チーム打率(.226)、本塁打(20)、得点(137)、盗塁(18)のすべてがリーグワーストか最少。最下位広島と1.5差の5位にいるのが不思議なぐらいだ。こんなチームでは、昨年9勝15敗(11位)で勝ち越しが一度もなかった交流戦でも苦戦必至だ。

 今の阪神は首脳陣が機能しているのか、甚だ疑問だ。中西投手コーチや関川打撃コーチは数字が悪いのだから何か手を打つべきなのに、その引き出しがないのだろう。

 あるOBが言う。

「選手を生徒に例えれば、コーチは先生。やる気がある生徒がダメなら、それは先生の教え方が悪い。また、経験不足の選手なら使い方の問題もある。結果が悪い時、生徒にだけ責任を押し付ける先生は、自ら指導力がないと言っているようなもの。二軍には、近鉄時代に岩隈(現マリナーズ)を育てた久保(投手チーフコーチ)がいる。八木(打撃チーフコーチ)も二軍指導が6年目に入ったはず。交流戦でさらにチーム状態が悪ければ、コーチの入れ替えにも着手せざるを得ないだろう。和田監督にその気がなくても、南さん(球団社長)が黙ってはいないと思う」

 交流戦最初のカードは、本拠地での楽天戦だ。こちらも、打率(.245)、本塁打(22)、得点(150)がリーグワースト)。パの5位に低迷しているチームにいきなり負け越すようなら、コーチの入れ替えぐらいではすまないかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  1. 6

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  4. 9

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  5. 10

    巨人が来秋ドラ1指名?明治神宮大会で躍動の青学大154キロ右腕・鈴木泰成は“4年越しの恋人”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択