オリ主力が語った森脇監督休養への「悔恨・自責・懺悔」

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「オフに戦力を整えてもらってこの成績では、ファンや応援してくれる人たちに申し訳ない。それは僕だけでなく、みんなが思っています。僕もずっとチームの雰囲気を変えるために『何とかしなければ』と思っていたんですが、今思うと何もできなかった。今後は先輩投手と相談して、近いうちに一度、投手全員で話し合いの場を持って意見を言い合った方がいいと思っています。まだシーズン序盤。巻き返すチャンスはある。これまでの悔しさを力に変えるためにも、これからは自分から積極的に動いていこうと思います」

 そう言って気を引き締めていた直後、この日の試合で井端にサヨナラ安打を浴びた。言葉もないだろう。

 低迷するチームの中、テスト入団ながらひとり気を吐くカラバイヨ(3日現在、打率.293、11本塁打、30打点)は諭すように言った。

「僕は今でも今年のオリックスの戦力は12球団ナンバーワンだと思っている。その戦力を生かせなかったのは、故障者が多かったのもあるけれど、選手一人一人が自分の役割を見失っていたこともある。打撃でいえば、状況に応じたバッティングをしたり、肝心なところでミスをしないとか。そういう点を見直せば、このチームは今後、まだ浮上できる。過去のことを振り返っても、何も戻ってこない。これまでのことは忘れ、みんなが気持ちを切り替えればチームは変わると思うよ」

 2度のコーチの配置転換に加え、突然の監督交代劇でドタバタするフロント、首脳陣とは対照的に前を向くオリックスナイン。この気持ちが今後の戦いにつながればいいのだが……。

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