「身長あきらめた」…パ新人王候補・オリ西野の“小兵の矜持”

公開日: 更新日:

 低迷するチーム内で開幕から一人奮闘を続けているのがこの新人野手、オリックスの西野真弘(24)。ドラフト7位入団も、春季キャンプ中からたくみなバットさばきと鉄壁の守備で首脳陣の評価が急上昇。5日現在、打率.316で、早くもパ・リーグの新人王候補に挙がっている。

 チーム内で最も低い、身長167センチ。プロ野球界でもひときわ体格が小さい。

「父(実さん=53)は身長173センチぐらいですが、母(尚子さん=53)が155センチに満たない。それがボクに遺伝してしまったのかもしれませんね」(西野)

 小学生の頃は少しでも身長が伸びるよう、牛乳を連日ガブ飲み。1日1リットル以上を飲んだこともあったという。中学時代は地元の強豪「浦安リトルシニア」でプレー、学校の部活はバスケットボール部。これも身長を伸ばすための選択だったが、「全く効果がなかったのでその時点で身長はあきらめました(笑い)」

 負けず嫌いな性格で、東海大浦安高時代は120人を超える部員がいる中、1年秋からレギュラーに。同校の森下倫明監督は当時を振り返りこう語る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし