「身長あきらめた」…パ新人王候補・オリ西野の“小兵の矜持”
負けず嫌いな性格で、東海大浦安高時代は120人を超える部員がいる中、1年秋からレギュラーに。同校の森下倫明監督は当時を振り返りこう語る。
「通常の練習が終わっても毎日、居残りでティー打撃をしていたことを思い出します。別の生徒に聞いた話では、その練習が終わってから、さらに自宅に戻ってお父さんとティー打撃、素振りを欠かさなかったようです。野球小僧そのものでしたね」
社会人時代のJR東日本・堀井哲也監督もこう話す。
「エリートではないから、泥くさいプレーをするタイプ。打撃センスがあって、思い切りのいいスイングをするから入社してすぐレギュラーで使いました。性格的にも体力的にも『持久力』がある。小柄だからプロではどうかなと心配していたんですが、3番なんて私が一番驚いています(笑い)」
■恩師も舌を巻く勝負強さ