伊調馨は相手が2人…レスリング世界選手権選考会開幕

公開日: 更新日:

「代表入りはもちろん、連覇は間違いなさそうだ」

 世界選手権(9月、米・ラスベガス)の選考会を兼ねたレスリング明治乳業杯の開幕(19日)を前に、関係者からこんな声が聞こえてきた。ロンドン五輪金メダリストの伊調馨(31)に関してだ。

 今季の伊調は右ひざを痛めながらも5月のアジア選手権(カタール)を制し、依然として実力は抜けている。今大会も余裕で世界選手権の代表権を勝ち取りそうだ。

 何しろ伊調の58キロ級にエントリーしたのは本人も含めてわずか3人。相手が伊調では勝ち目がないため、55キロ級と60キロ級に階級変更する選手が続出したという。この階級のみ、総当たりのリーグ戦で行われるものの、大学生2人が相手だけに伊調の圧勝に終わりそうだ。

 53キロ級の吉田沙保里とともに2人の強さは恐れられており、戦う前から勝負が決まっているようなもの。国際大会の組み合わせ抽選で伊調と同じ山に入った選手はがっくりと肩を落とし、中には土壇場で故障を理由に棄権する者も少なくないという。

 13連覇がかかる吉田とともに、伊調の10連覇は揺るぎない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪