最下位オリで“派閥争い” 「次期監督」めぐり足の引っ張り合い

公開日: 更新日:

 リーグ最下位に低迷するオリックスが水面下で早くも「お家騒動」を繰り広げている。

 事の発端は22日、ヤクルト巨人などで活躍したA・ラミレス(40)がオリックスの巡回アドバイザーに就任したことに始まる。

 ラミレスは現役時代から日本球界での監督を熱望。スポーツ各紙も一斉にオリックスの「次期監督候補」と報じた。オリックスは今月2日に森脇監督が休養。福良ヘッドコーチが監督代行として指揮を執っている。このオフには監督問題が勃発するため、ラミレスもソノ気になっているのだが、コトはそう簡単には進まない。

 オリックスのフロントは現在、ダイエー(現ソフトバンク)、ロッテで球団運営に手腕をふるった瀬戸山球団本部長率いる「瀬戸山派」と、宮内オーナーからの信頼が厚い元球団本部長で現プロ野球連盟担当の村山常務取締役率いる「村山派」がある。この両派が激しい派閥争いを繰り広げているからだ。

 一方が何らかのアクションを起こせば、対立する一派が足を引っ張る構図で、ラミレスの名前が突如監督候補に挙がったのも、この派閥争いの影響が大きいというのだ。あるチーム関係者は言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因