マインツ移籍「感慨深い」 慶大の恩師が語る武藤嘉紀の素顔

公開日: 更新日:

 プレミアリーグのチェルシーに行くのか、それともブンデスリーガのマインツに行くのか、相談は受けていません。

 チェルシーからのオファーは、マスコミ報道で知りました。その時の印象ですか? 「男なら行くしかないだろ!」でした(笑い)。サッカー人生の中でチェルシーのような世界的ビッグクラブからオファーが届くなんてことは、そうあることじゃないですから。

■ドイツに順応することが最も大事

 最終的にマインツを選びましたが、非常に感慨深いものがありました。

 ホンの2年ほど前までは、慶応大のグラウンドにいた選手ですからね。

 彼が3年の時、チームは2部落ちの危機に瀕していました。そこで武藤には「2部に降格したら来年(4年時)も慶応大に残って1部に昇格させろ。もし1部に残留できたらFC東京に行っていい」と話し、本人も「分かりました」と快諾してくれました。残留できたので武藤はFC東京と契約を交わしました。努力のたまものですが、武藤自身が「運命」を手繰り寄せたということです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差