移籍秒読み! FC東京・武藤はマインツ入りが「大正解」の理由

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 日本代表FW武藤嘉紀(22=FC東京)のドイツ1部リーグ・マインツ移籍の正式発表が秒読み段階に入った。現地のサッカー専門誌キッカーが21日付で両クラブが合意したと報道。2019年までの4年契約で移籍金は4億円と伝えた。

 FC東京の立石GMはこの日(21日)、「最終段階」と欧州移籍が大詰めを迎えていることを認めながら、ドイツ誌の報道については「事実ではない」と否定。「いくつかのクラブが条件を満たしている。あとは本人が行きたいところを選ぶ」としたが、マインツ移籍で間違いなさそうだ。

 当初、いち早くオファーを出したイングランドの名門チェルシーへの移籍が有力視された。が、この超のつく世界的ビッグクラブでは出番が限られるどころか、入団後すぐに友好関係にあるオランダの中堅クラブにレンタルされるのが濃厚とみられ、武藤サイドが二の足を踏むことになった。

「レンタル先と噂されたオランダは上位と下位のレべル差が大きく、中堅以下のクラブ同士の試合は荒っぽい肉弾戦が多い。ケガのリスクが高まるだけで、武藤個人のスキルアップにはつながらない。マインツなら一定の出場試合数を確約する契約を結べるはずだから、チェルシー移籍よりはるかに意味があります」(サッカージャーナリスト)

 チェルシーから声がかかる機会は二度とないかもしれないが、現時点ではマインツ移籍が大正解というわけだ。

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