全英は松山以外日本人7人予選落ち…「深刻事態」と羽川プロ嘆く

公開日: 更新日:

 その一方で、その他の日本人7選手は全員予選落ちでした。日本にない過酷な条件になった時に、やはり海外の選手に比べて精神的なタフさ、技術力が足りません。

 青木功さんがかねて「結果を出してから契約金をもらうべきだ」と指摘しているように、日本人選手は過酷な世界に飛び出して戦うよりも、安定した生活を求める傾向が強いように思われます。

 これは昔からずっと言われ続けてきたことで、必ずしも「いけない」とは言えません。契約金やシードがあることで試合に出ることができ、ドライバーやパットにも強い気持ちを持つことができるからです。もし転戦に必要な資金すらなければ、思い切り戦うこともできません。

 ただひとつ、はっきり言えることがあります。

 いま世界中のゴルファーの能力を判断するのはワールドランクです。世界で通用するプロになるには、ランクを上げるしかありません。そのためにどうすればいいのか。

 そこを目標にすれば、おのずとやるべきことはハッキリしてきます。

(羽川豊/プロゴルファー)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます