「抜け出したいと思うが負け」 権藤氏語る混セ脱出の落とし穴

公開日: 更新日:

 投手は投げていないと不安になる生き物。「いや、私は投げるなと言ってるんですが」と言うブルペン捕手に、「おまえがボールを返すから投げるんじゃないか。ボールを返さなければ、投げれはせん」とジョーク交じりに押しとどめたりしたものである。

■いかに救援陣に力を蓄えさせるか

 今季のセ・リーグは、どこも決め手に欠く。過去に例のない混戦状態。各球団の首脳陣はいち早くこのダンゴレースから抜け出したいとウズウズしているだろうが、そこに落とし穴が待っているような気がする。

 抜け出したい、と考えてはいけない。そう思うと、自然と選手、特に投手に無理を強いる。8月に入ろうというこの時期まで異常な接戦が続いているのだから、どこにもリードする力などない。恐らく9月に入る頃までは、このままだろう。抜け出そうとするのではなく、混戦の輪から外れなければいいと発想を転換する。そう割り切って、本当の勝負どころまで投手陣に力を蓄えさせることだ。中でも最も負担の大きいリリーフ陣をいかにして最後まで持たせるか。これが、今季のペナントレースの鍵を握ると思う。

野球評論家)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る