「自分自身の型を持て」 決定力不足露呈の代表に釜本氏が提言

公開日: 更新日:

 適切な例えではないかも知れないが、2日の東アジアカップで日本代表が北朝鮮に逆転負けを喫した瞬間、率直な感想は「軍鶏ではなくて鶏のケンカに負けた」だった。

 日本戦に勝利した北朝鮮の監督が「大会に向けてフィジカルトレーニングを積んできた」と話していたが、確かにフィジカル面で日本は北朝鮮に劣っていた。1対1の局面で負けることが多かったし、先に運動量が落ちたのも日本の方だった。

 もっとも、北朝鮮チームが、フィジカル面で世界のトップにあるワケではない。欧州、南米、アフリカなど北朝鮮にフィジカルで勝っている国は少なくない。なので冒頭に「軍鶏ではなくて《鶏のケンカ》」と書いた。

 軍鶏による闘鶏は、気性の荒い軍鶏同士が正面からぶつかり合い、血みどろの戦いが繰り広げられる。それに比べると鶏同士のケンカは、いかに穏やかなシロモノか。

 それと一緒である。北朝鮮は、断じて世界レベルにはない。そんな北朝鮮と日本が、いくら体を張ってツバぜり合いをやろうと、結局は「鶏同士のケンカ」レベルでしかない。それに負けてしまった日本代表のハリルホジッチ監督、選手たちは猛省して欲しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学