強豪次々撃破で甲子園に 三沢商・浪岡監督語る強化の秘策

公開日: 更新日:

――逆に打撃が落ちることはなかったのですか?

「それどころか打撃も良くなった。それまでは打撃練習ばかりしていたから、どうしてもスイングが粗くなっていた。それを守備練習でリセット。守備と打撃、両方練習する日は、最初に守備練習で体を動かすと、スイングにもキレが出てくるようになったのです」

■4月に人事異動で事務職に

――久々の公立校の出場に地元も沸いたのでは?

「昨年夏の県大会決勝では、県立の青森が私学の光星に敗れた。今年も決勝は私学VS公立。それだけに何とかしよう、という気持ちはありましたよ。スタンドの応援は非常に力になりましたね。我々がひとつアウトを取るたびに大歓声。勝つための要素は野球の技術や実力以外にもあるんだなと、改めて実感しました」

――監督の本業は消防士。野球部に顔を出せるのも不定期では?

「今年4月まではそうでしたね。ちょうど4月に人事異動で事務に移ったんです。それまでは3交代制で消防署に24時間詰めたりと、確かに不定期でした。さすがに24時間勤務の後は2日間の休みがありましたけど。それでも休みの日は必ずグラウンドに顔を出していましたよ。休みは月に10日くらいかな? ただ、遠征にはなかなか行けませんでしたね。バス移動のため早朝、グラウンドに集合なのですが、休みといっても24時間勤務が明けた直後は無理(笑い)。その場合は学校に残ったB班の練習を見るなどしていました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 7

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 10

    まだ無名の「アマNo.1サウスポー」評価爆上がり!23日ドラフト「外れ1位」なら大争奪戦も…