初HRが逆転満塁弾 ソフトB上林はイチローばりの打撃センス

公開日: 更新日:

「いまでも打ったのかなという感じです。初めてなので、とても気持ちがいい」

 試合後のお立ち台でこう言ったのがソフトバンクの2年目・上林誠知外野手(20)だ。25日の対ロッテ戦。1点を追う六回2死満塁で、イ・デウンから逆転本塁打を右翼席に放り込んだ。三回の1打席目でプロ初安打の左前打を放つなど、スタメン2試合目で首脳陣の期待に応えた。

 仙台育英(宮城)から13年のドラフト4位で入団。プロ2年目の今季は主将の内川との合同自主トレに参加、野球への取り組み方や考え方を吸収したという。

 背番号は憧れのイチロー(マーリンズ)と同じ「51」。今季のウエスタン・リーグでは3割3分3厘で打率トップ(25日現在)。正確なバットコントロールが売りだ。

 仙台育英3年時に出場した春のセンバツ2回戦(対創成館)では、ワンバウンドのボール球を二塁打に。ベース手前で弾んだタテのスライダーを右中間に運んで大観衆の度肝を抜いた。イチローさながらの打撃は、高校時代に1メートルのバットを1日1000回振り込んで身に付けたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」