U-18W杯決勝進出 メジャーが「お持ち帰り」したい侍J戦士

公開日: 更新日:

「オコエ? もし彼がドミニカのアカデミーにいたとしても、争奪戦になると思うよ」

 4日の韓国戦を七回コールド勝ち、6日の優勝決定戦(米国戦)進出を決めたU―18日本代表を視察するネット裏のメジャースカウトがこう言った。日本代表にはメジャースカウトたちが目を留め、「アメリカに連れて帰りたい」と口にする選手が何人かいる。

 その中で1番人気なのがダイナミックな走りでファンを魅了するオコエ瑠偉(関東一=3年)。4日の韓国戦でダイビングキャッチの際に右太ももから出血。4針縫ったが、6日の決勝戦には支障はなさそうだ。

 冒頭のスカウトは、「逸材がゴロゴロいるドミニカの高校生にも引けを取らない」と言ってこう続けた。

あの脚力と身体能力の高さを見れば、伸びしろは十分にある。3日のカナダ戦では投手強襲安打を放って二塁打にしたが、夏の甲子園で三塁打を放った時、打ってから三塁に到達するタイムが10秒を切ったのには驚いた。これは日本のプロ野球でもトップクラス、メジャーでも速い部類に入る。打撃は手打ちで改善の余地はあるが、木製バットも徐々に対応できているし、もっともっとうまくなる。日本で小さくまとまるくらいなら、MLBに行って、ルーキーリーグから鍛えれば、さらに可能性は広がると思う。将来的には、ソリアーノ(元ヤンキース)のようなグレートな選手になって欲しいし、それくらいの可能性を秘めている」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー