U-18W杯決勝進出 メジャーが「お持ち帰り」したい侍J戦士

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「投手でいえば、高橋純平(県岐阜商=3年)がいいね」

 とは、別のメジャースカウトだ。

「高橋は非常に指先の感覚が良さそうだね。これは投手として重要な才能だよ。スナップが利いてボールにいいスピンがかかった150キロ以上のボールを投げられるのは魅力だ。変化球をうまく操っている。その分、爪が割れやすかったりするみたいだから、そこは修正するべきだね。7月に左太ももを肉離れして、今も本調子ではないようだが、スライダーのキレは高校時代の田中将大(現ヤンキース)に劣らない。スプリットも、磨けばもっと良くなるはずだよ。10年後にはメジャーで立派な成績を残せる可能性を秘めている」

 夏の甲子園優勝投手の小笠原慎之介(東海大相模=3年)も一定の評価を得ている。

「フォームにこれといった無駄がなく、故障しづらそうな投げ方をしているのがいいね。左投手で150キロ以上を投げられるのは素晴らしい。少し手が小さく見えるから、変化球に磨きをかけるのは時間がかかるかもしれない。右打者に対する外角の出し入れができるようになれば、立派なローテーション投手になれるだろうし、リリーフ投手としても適性があるかもしれない」(前出のスカウト)

 3人とも、日本のドラフトでも1位候補だが、日本のスカウトもウカウカしていると、米国に持っていかれてしまうかもしれない。

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