引退試合に空席 ファンも見放した“カネの亡者”メイウェザー

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 本場のボクシングファンは甘くない。

 今年5月にパッキャオと戦った「世紀の一戦」から約4カ月、12日に試合を行うWBA、WBCウエルター級王者のメイウェザー(38=米国)のチケットが売れてない。

 米国のメディアが報じたもので、試合を目前に控えながら約1万7000席のうち、2000枚以上が余っているという。

 会場となるラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナは「世紀の一戦」が行われた格闘技の殿堂。最低価格18万円だったパッキャオ戦に比べ、今回は最低1万5000円、最高18万円で買える。しかも、メイウェザーの引退試合も兼ねているにもかかわらず、だ。

 米国のボクシングファンはこれが「メイウェザーによる、メイウェザーのための試合」と看破している。相手のWBAウエルター級暫定王者のアンドレ・ベルト(31)は疑惑のボクサー。タイトルを取った一戦はレフェリーストップのTKO勝ちながら、試合では劣勢に立たされていたことでファンからブーイングを浴びた。

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