引退試合に空席 ファンも見放した“カネの亡者”メイウェザー

公開日: 更新日:

 本場のボクシングファンは甘くない。

 今年5月にパッキャオと戦った「世紀の一戦」から約4カ月、12日に試合を行うWBA、WBCウエルター級王者のメイウェザー(38=米国)のチケットが売れてない。

 米国のメディアが報じたもので、試合を目前に控えながら約1万7000席のうち、2000枚以上が余っているという。

 会場となるラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナは「世紀の一戦」が行われた格闘技の殿堂。最低価格18万円だったパッキャオ戦に比べ、今回は最低1万5000円、最高18万円で買える。しかも、メイウェザーの引退試合も兼ねているにもかかわらず、だ。

 米国のボクシングファンはこれが「メイウェザーによる、メイウェザーのための試合」と看破している。相手のWBAウエルター級暫定王者のアンドレ・ベルト(31)は疑惑のボクサー。タイトルを取った一戦はレフェリーストップのTKO勝ちながら、試合では劣勢に立たされていたことでファンからブーイングを浴びた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ