元首位打者・長谷川の先制打で鷹M1 分厚い選手層まざまざ
17日にもリーグ連覇が決まるソフトバンク。この終盤に二軍から上がってくる選手といえば、来季を見据えての若手か、あるいは引退間際のベテランと相場が決まっている。だが、ソフトバンクが普通と違うのは、13年首位打者の長谷川勇也(30)が満を持して現れたことだ。
一軍昇格した15日に2安打1打点と活躍すると、16日は「7番DH」で出場して先制タイムリーを放ち、チームの勝利に貢献した。
長谷川は昨オフに右足首を手術。開幕には間に合ったものの打撃の調子は上がらず、手術の影響もあってか4月に“三軍”落ちしていた。6月に二軍に合流。ようやく一軍に復帰したわけだが、これに辟易しているのが他球団だろう。
今季のソフトバンクは選手層の厚さをイヤというほど見せつけた。
16日に先発したバンデンハークは外国人枠の問題もあり、初登板は6月。その後は13試合で9勝無敗と、あれよあれよという間に白星を量産した。さらに9月に入ってからは帆足、東浜といった二軍で好投しながらチャンスが与えられなかった投手を起用。パの某球団のコーチなどは「こっちは先発ローテを6人揃えるだけでもヒーヒー言ってるのに……」と、すっかりお手上げだ。