解雇処分を逆恨みして報復も 熊ケ谷親方に相撲協会戦々恐々

公開日: 更新日:

■協会の内部事情に詳しいだけに…

 ある親方は「目当てはカネだろう」と言う。

「熊ケ谷はカネに困っているからね。八百長裁判の時は愛人の存在が発覚し、離婚。多額の解決金を払っている。複数のタニマチや後援者からも借金をしていると聞く。親方ならば、最低でも年収1000万円は保証される。解雇なら収入はゼロ。退職金も出ない」

 協会はそんな熊ケ谷に戦々恐々だ。「処分を逆恨みし、裁判以外の方法でも報復に出てくるのではないか」というのである。

 熊ケ谷親方は白鵬の元師匠という肩書の上、北の湖理事長の弟子。八百長裁判当時も理事長じきじきのとりなしがあったからこそ、降格で済んだ。トップに可愛がられていたということは、それだけ協会の内部事情に詳しい。あることないこと週刊誌で暴露しようものなら、協会も力士トップの白鵬も大きなダメージを負うことになる。

 熊ケ谷親方の抱える「爆弾」に、相撲協会は気が気じゃない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」