菊地絵理香も勝てず タフなコースで露呈した日本女子の限界

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【日本女子オープン】

 女子ゴルファー日本一を決める本大会は、今年の全米女子オープン覇者のチョン・インジ(21)が菊地絵理香(27)、李美香(22)との4ホールにおよぶプレーオフを制し、5月のワールドレディスサロンパス杯に続き、日本ツアー2勝目を公式戦で飾った。

 最終日は4アンダー単独首位の菊地、1打差2位の柏原明日架(19)、それに3打差4位の香妻琴乃(23)と、珍しく日本選手3人が中心の争いになって試合が進んだが終盤に崩れた。対照的に、チョン・インジは4番でダブルボギーを叩いて前半37と、V戦線から離脱したかと思えたが、そこから後半34と盛り返し、また70で回った李美香も先に2アンダーでホールアウトし、プレーオフになったのだ。そのプレーオフも最後は地力の差が出た。

 過去、プレーオフ2戦2敗の菊地は「プレーオフ1ホール目で負けないだけ成長したと思う」と、プレーオフに苦手意識を認めた。

 一方、チョン・インジは「(今週は)距離が長くてウッドかユーティリティーで打たないといけないので、8番アイアンを抜いて、19度のユーティリティーを入れた。そのクラブがプレーオフ4ホール目に役立った」と大会用のクラブ構成も勝利を呼び込む要因となった。

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