ベンチはどう操る? 燕バレの“メンタル”が日本Sのカギ握る

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 ただ、6番に降格した2戦目は、3安打2打点の大当たりで勝利に貢献した。

「状態が上向いてきたことに加え、精神的な部分での変化もあるのだろう。打撃コーチの手取り足取りの指導もさることながら、6番降格となった2戦目の試合前には、チーフ格の三木作戦兼内野守備走塁コーチが『最後、CSを勝ち抜くという場面で絶対に打つ。その時まで安打はとっておいたらいい』と声をかけたという。バレのプライドに配慮しつつ、はやる気持ちをなだめたことで、追い込まれたらコンパクトなスイングで後ろにつなごうという意識が芽生えたのかもしれない。バレが日本で成功しているのは、状況に応じた打撃ができるからこそですから」(ヤクルトOB)

 日本シリーズという大舞台で、防御率がパのトップ(3.16)のソフトバンクが相手なら簡単には打たせてもらえないだろう。凡打が続けば再びはやる気持ちが打撃を狂わすかもしれない。騎手の言うことを聞かずに全速力で走ってしまう「掛かる」競走馬ではないが、バレのメンタルをいかにコントロールできるか。

 首脳陣の手綱さばきに注目だ。

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