レジェンド葛西が渡欧 今季のカギは「グラム単位」の体重管理

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 レジェンドが相変わらず元気だ。

 ノルディックスキー・男子ジャンプの葛西紀明(43)が昨12日、21日に開幕するW杯(ドイツ大会)に向けて渡欧。フィンランド合宿で最終調整を行い、開幕戦に備える。

 今季はW杯通算500試合出場と、昨年11月に自身がマークした42歳5か月のW杯最年長優勝記録更新がかかる。「トレーニングも順調で去年よりは期待できるかなと思う」と手応えを口にして旅立った葛西の記録更新は体重管理が鍵を握りそうだ。

 日頃から摂生に努めるベテランも、最近は減量に苦しんでいる。シーズンオフは体重の増減を繰り返しており、今季の開幕に向け、すでに4回の断食も行ったほどだ。フィンランドでの合宿中にも絶食する予定だそうで、開幕時にはこれまでのベスト体重だった59.5キロから59.2キロまで落とすつもりだという。

 葛西によれば、わずか300グラム減らしただけでも、1~2メートルの飛距離を稼げるそうだ。

 今季の成否は300グラムの差にかかっている。

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