昇格の福岡と王者の広島 Jリーグ2チーム“サクセス”秘話

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 2試合合計スコア4-3で3度目のJ1制覇を決めた。

 チームの結束力を高めたのは、33歳のエースFW佐藤寿人の“顔で笑って、心で泣いて”だ。

 今季中にJ1歴代最多ゴール157点に追い付き、追い越す目標を掲げた佐藤だが、森保監督は先発した佐藤がまだ十二分に動ける状態であっても、後半15分をメドにFW浅野と代えるという選手起用を続けた。相手が疲れ始め、これからゴールチャンスも増えるという時にベンチに戻されてしまうのだから、佐藤だって不平不満のひとつは言いたいはず。

「ところが、選手交代の時にふくれっ面をすると20歳のFW浅野には余計な重圧になるし、何よりもチーム全体の雰囲気がよどんでしまう。なので佐藤は、必ず笑顔でベンチに戻ることにしたのです」(関係者)

 福岡に広島。栄冠のカゲに「人あり」である。

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