3試合水増しして日程発表急いだ国内男子ツアーの“綱渡り”

公開日: 更新日:

 来季のゴルフ男子ツアーは、試合数が国内25、海外3の計28試合になる。今季は国内24、海外1のため、3試合も増える。

 男子大会は1983年の年間46試合をピークに減少を続け、07年には24試合まで落ち込んだ。人気選手不在でスポンサーが見つからず、ずっと減少傾向に歯止めがかからなかった。昨年は海外との共同主管競技3試合を“水増し”して計28試合とした。だが、7月のインドネシア、8月のマレーシアの大会が現地の政治的情勢で中止。結局、海外はタイ開催だけで当初の見込み通り28試合を開催できなかった。

 広告代理店関係者が言う。

「毎年のように試合が減るとイメージが悪い。他のスポンサーにも逃げられる可能性があります。だから海外の試合をカウントして全体の試合数を増やしたのです。今年中止になった海外2試合もウヤムヤのままで、開催に向けて努力した形跡はありません。関係者の間では本当に試合ができる状態だったのか、わからないと言われています。昨年ツアーから一度撤退したスポンサーが復帰するという情報もありましたが、それも立ち消えになった。さらにスポンサーの経営不振から、来季スケジュールに組み込まれた大会の開催が、すでに危ぶまれているケースもある。正式発表は15日ですが、いまだ流動的です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず