投球だけじゃない G菅野解禁“魔球”ワンシームの意外な効能

公開日: 更新日:

 マウンドだけでなく、グラウンド外でも隙がないともっぱらだ。

「今回、約1カ月に及んだハワイ自主トレでは、23歳の宮国、20歳の田口ら若手の面倒を見た。よく後輩を食事にも連れていっているようです。一昔前は投手は投手、野手は野手同士で連れ立って飲みにいくことが多かったが、如才ない菅野は野手とも気軽に食事に出掛け、コミュニケーションを取っているから、今年は援護があるんじゃないか、なんて周囲は見ている。先輩と飲めば気配りは欠かさない。グラウンド外でも隙は見せないというか、いよいよしっかりしてきたという評判です」(球団関係者)

 昨季、防御率は1点台と安定していたものの、10勝11敗とプロ入り初の負け越しを経験。打線の援護がない試合も多かった。併殺狙いのワンシームでいいテンポをつくり、宴席では野手との関係を深めているとすれば、援護射撃も期待できる。それも計算に入れているとしたら、したたかだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    “児童ポルノ”で衝撃逮捕!日本サッカー協会・影山技術委員長の素性…「精神的な負担を抱えていた」の声も

  4. 9

    奈良の鹿愛護会が語った現場のリアル…「シカさんをいじめるな!」の裏に横たわっている大問題

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発