シート打撃で好投も…ベイ今永「勘違いするとダメになる」

公開日: 更新日:

 主力をキリキリ舞いさせても、慢心はない。

 15日に行ったシート打撃に今永昇太(22)が登板。ロペス、梶谷、黒羽根、松本、柴田、飛雄馬の6人と対戦し、1安打3三振。梶谷を内角チェンジアップで空振り三振に抑えたときは、ナインの間からも驚嘆の声が上がったほどだ。

 今永は「(捕手の)嶺井さんのサイン通りに投げただけです」と淡々とこう言った。

「良いか悪いかで言えば良い結果ですが、これで満足はできない。今日は出来過ぎですよ。欲を言うならば2球、悔しいボールがあった。梶谷さんを1ボール、2ストライクに追い込んだ直後、逆方向にファウルを打たれた球。(もうひとつは)ロペスにファウルにされたチェンジアップです。結果的には打ち損じですが、甘いボール。もし、これがシーズン中だったら? という、もったいないボールです。特に梶谷さんへの1球は『せっかく追い込んだのに』と、ベンチに与えるダメージも大きい。周りはナイスピッチングと褒めてくれますが、実際はそうじゃないんです」

 大卒とはいえ、ルーキーらしからぬ冷静さと分析力。もともとの性格もあろうが、そうあるべきと努力もしている。今永は「僕は勘違いするとダメになってしまう性格なんです」と、苦笑いしてこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑