他競技に前例 男子マラソンは「リオ派遣せず」がカンフル剤

公開日: 更新日:

 そもそも、選考レースで日本選手がタイムを狙わないのは陸連の代表選考要項に問題があるからだ。

「設定記録をクリアしなくても五輪代表になれるからおかしいのです。陸連は『設定記録を切らなければ代表にしない』と決めるべきです。選考レースにペースメーカーをつけるなら2時間6分30秒を大幅にクリアできるラップを指示する。そうすれば、日本人のトップを狙うというようなレースはなくなるはずです」(前出の工藤氏)

 五輪の選手派遣費用には、国庫補助金も使われる。レベルの低い日本人同士でキップを争い、2時間9分前後のタイムしか出せない選手を送り出すのは税金の無駄遣いでもある。リオ五輪へ男子マラソンは派遣しないとなれば、選手も指導者も「本気」になると思うのだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも