「長嶋さんもカリカリ」V9戦士黒江氏が巨人賭博問題に怒り

公開日: 更新日:

■「再教育が必要ならいくらでも力貸す」

 NPBや巨人に問題は多々あるのだろうが、現場を知らない人間ばかりということが、事件を大きくしたと思う。3年前の統一球でゴタゴタした時も、NPBにOBがいれば違った対応ができたはず。私は以前から、NPBには球界OBを、巨人には出身OBを入れるべきだと思っているし、事あるごとに言ってきた。

 それは長嶋(茂雄=巨人終身名誉監督)さんも同じだよ。少し体調が悪いと聞いたので、3日前に長嶋さんのマネジャーに電話したら、「長嶋さんは元気ですが、(一連の事件に)カリカリきています」と言ってましたよ。そして「(フロントに)OBを入れないといかん」ともね。それを聞いたとき、あの時に話をしていれば……と悔やんだものです。

 あの時とは、オーナーが滝鼻(卓雄)さんだった時の熱海のOB会です。「今の首脳陣や選手も昔の巨人のことは知らない。宮崎キャンプに行くから、みんなに話をしたいのですが、どうですか?」と言ったら、滝鼻さんは手帳にメモしながら「ぜひお願いします」と言ったのに、その後いくら待っても返事がなかった。球団の人に聞いたら、「場所が取れないので流れてしまった」と。でも、キャンプで会った当時の球団代表に「黒江さんは東京中日スポーツで巨人に厳しいこと書いてますよね」って嫌みを言われたから、おそらく彼につぶされたんだと思う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢