前田が肩肘に違和感? 登板中「マエケン体操」入念の理由

公開日: 更新日:

 前田が肩や肘を執拗に動かしているのは、実は新人右腕なりの対応策だという。メジャーでは日本のようにイニングの合間にベンチ前でキャッチボールすることは認められていない。試合前のブルペンでも多くて40球までと制限されているため、日本人投手には物足りない。マウンド上で肩を回すのはウオーミングアップの不足を補うためだそうだ。

 最近の前田はメジャーの中4日のローテーションに適応するため、日頃はあえて軽めの調整をしている。ブルペンでの球数は多くて20球程度。しかも全力ではなく、7割程度の力加減という。本人は「キャンプ当初は不慣れな練習が多くて疲れたけど、今は疲労は全くない」と話している。

 前田の契約には登板試合数、イニング数などに応じて最大1200万ドル(約14億円)の出来高が付く。ただでさえ不安な肩、肘の消耗を最小限に抑え、シーズンを通じてローテを守ろうと考えているなら、前田も抜かりない。

▽前田のコメント
「最後は回の途中だったが、きっちりと球数を投げられた。直球でうまくタイミングを外すことができた。四回以外は粘り強く投げられたと思う」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償