スポーツメディアがヨイショする秀岳館監督の“嫌な感じ”

公開日: 更新日:

「(投手が)微修正できたのは大きい。投手は5人いますから」

 27日、センバツ高校野球2回戦で南陽工(山口)を16対0で下して準々決勝に駒を進めた秀岳館(熊本)の鍛治舎巧監督(64)がこう言って胸を張った。

 何しろ3本塁打を含む大量18安打を放って16得点。これだけの点差があったから、初戦(対花咲徳栄戦は6対5)で登板機会のなかった2年生左腕を投げさせて、絶好調のエースを温存。先を見据えて5人もいる投手陣を「微修正できたのは大きい」というのだ。まるで野球を生業とする指揮官のようなコメントではある。

 指揮を執る鍛治舎監督は県岐阜商(岐阜)、早大を経て松下電器(現パナソニック)へ。引退後は野球部監督を務め、26年間、NHKの高校野球解説者でもあった。14年4月、秀岳館監督に就任してわずか2年でチームを甲子園8強に導いた。

 スポーツメディアは初戦後、「鍛治舎 名調子1勝」「名解説者が“里帰り”飾った」などと騒いでいるものの、やっていることはその辺りの野球学校の甲子園請負監督と一緒ではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性