リオ切符の池江瑠花子に“女フェルプス”1億円スイマーの目

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 女子高生スイマーが初の代表切符を勝ち取った。

 5日、リオ五輪代表選考を兼ねた競泳の日本選手権女子100メートルバタフライ決勝で淑徳巣鴨高校の池江璃花子(15)が57秒71で優勝。派遣標準記録(57秒77)をクリアして初の五輪出場を決めた。この日は200メートル自由形予選、準決勝もこなすハードスケジュールをものともせず、すでに同種目の200メートルで代表入りしている星奈津美(25)との争いも制した。

 レース後に涙を見せた池江は「(ゴール後は)派遣標準記録を切れていないかと思って。アナウンスで分かった。とてもうれしい。五輪ではしっかりレースができるように、これからトレーニングしたい」と話した。

 高校に入学したばかりの池江は100メートルバタフライの他に自由形(50、100、200メートル)の計4種目で代表入りを狙う。日本の女子では珍しいマルチスイマーで、リオでは「水の怪物」マイケル・フェルプス(米国)が五輪3大会で達成した複数種目でのメダル取りを目指す。

 現時点では自由形とバタフライのみだが、将来的には個人メドレーにも取り組む予定。6種目の世界記録保持者(短水路含む)で、「鉄の女」として知られるカティンカ・ホッスー(26=ハンガリー)が、昨年10月のW杯(東京)で全16種目にエントリーした際には、「私もいずれはマルチスイマーになりたい」と目を輝かせていた。

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