「背泳ぎ」人材難深刻な日本競泳女子 寺川綾に復帰切望の声

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 あの美女スイマーの現役復帰がささやかれ始めた。

 先の世界水泳選手権(ロシア・カザニ)で女子では200メートルバタフライの星奈津美(24)、200メートル平泳ぎの渡部香生子(18)と2人の金メダリストが誕生したものの、背泳ぎは不安視されているからだ。

 世界選手権の選考会を兼ねた今年4月の日本選手権では派遣標準記録Ⅱ(50メートル28秒13、100メートル59秒99、200メートル2分8秒25)を突破した選手は皆無。昨年のアジア大会(韓国・仁川)で金を獲得するなど、国際大会での実績を考慮されて赤瀬紗也香(20)が100メートルに出場したが、1分1秒62(全体29位)で予選敗退した。

 個人はもちろんリレーでのメダル取りにも影響するだけに日本代表の平井伯昌監督は「女子背泳ぎが穴。リオまでに強化しないと」と危機感をにじませている。

 しかも、この種目にはジュニアクラスでも有望な選手が見当たらないのが現状だ。若手の成長も期待できないだけに、一部の競泳関係者からは、ロンドン五輪100メートル銅メダリスト寺川綾(30)の復帰を切望する声も聞かれるという。

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