W杯で100mバタ日本新 中3池江の躍進支えた「雲梯」効果

公開日: 更新日:

 昔の子供はみんなやっていたが……。

 競泳のワールドカップ(W杯)東京大会が28日、開幕。女子100メートルバタフライで中学3年の池江璃花子(15)が57秒56の日本新記録で優勝した。ちなみに、この夏の世界選手権では14年ぶりの中学生代表として、400メートルリレーのリオ五輪出場枠獲得に貢献。今後は個人種目での五輪キップやメダルに期待がかかる。

 池江は母の勧めで、幼児の頃から雲梯をやっていたことで、2歳になる前には逆上がりができるようになり、運動神経がグングンよくなったそうだ。

 雲梯といえば、昔はちょっとした公園には必ずあった。ぶら下がったり、スピードを競ったものだが、最近はあまりみかけなくなった。スポーツ選手の身体に詳しいフィジカルトレーナーの平山昌弘氏は「水泳選手にとって雲梯の効果は大きい」と言って、こう続ける。

「最近の子供は運動量そのものが減っただけでなく、行政の判断で雲梯やジャングルジムなどの公園の遊具も使えなくなった。都会の子供は崖や木登り、野山で遊ぶ機会もほとんどない。よじ登る、駆け上がる、引きつける、踏ん張るといった身体動作があまりない。例えば、幼児が雲梯をやれば、握力が弱いので、腕を肩の根元や背中から使うことを自然に覚える。そのうち、前に進むのに一回一回、腕や肘に力を入れるのではなく、体を振って、ウエートシフトとリズムで楽に進めるコツも会得する。どんなスポーツでもこれは大きい。子供の頃から腕を肩の根元や背中から使い、関節の可動域も広い中学生の池江が好タイムを出せるのは納得です」

 子供をスポーツ選手にしたいなら雲梯だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に