独チームでは“便利屋” 長谷部誠がハリルと交わした危機感

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 生来の統率力、メンタルの強さ、そして知的な立ち居振る舞いで日本代表キャプテンを務め、チームを牽引しているのが、独ブンデスリーガ1部・フランクフルトでプレーしているMF長谷部誠(32)である。3月のW杯2次予選アフガニスタン戦(24日)、シリア戦(29日)でも安定したプレーを披露。2次予選7勝1分け、無敗1位通過の原動力となった。しかし、所属フランクフルトでは“便利屋”として使われ、クラブも2部降格(現在ブービー17位)の危機に直面。代表キャプテンも危機感を抱いているだろう。94年米国大会から14年ブラジル大会まで6大会連続で取材しているサッカージャーナリスト・元川悦子氏が、ドイツで現地取材を敢行。W杯予選2試合で帰国した際にも質問をぶつけ、その胸中にズバリ迫った。

■ポジション“不透明”

 今年になって所属クラブでの長谷部のポジションは目まぐるしく変化。本来は中盤のボランチだが、1月30日のアウグスブルク戦で右SB、2月13日のケルン戦では中盤のアンカーを任された。19日のハンブルガーSV戦では不慣れな左SBと短期間で凄まじい変わりようだった。3月中旬の監督交代後は中盤で使われているとはいえ、今後は不透明である。

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