術後配慮の慎重起用濃厚 ダル“復帰後”に待つストレス地獄

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 レンジャーズは、ダル獲得に移籍金を含めて総額1億1170万ドル(当時のレートで約86億円)と多額の資金をつぎ込んだ。その契約が来年まで残っており、フロントも首脳陣も他の投手以上に気を使わざるを得ない。しかも、今季から就任したブロケイル投手コーチは現役時代に2度も右肘にメスを入れているだけに、なおさら無理はさせない。メジャーに復帰しても、投手コーチの方針で「投球イニングは5~6回、球数は80球までと限定される」とみられているのである。

 ダルはワシントン前監督(現アスレチックスコーチ)が指揮していた14年までは、球数100球に達しても続投を直訴することが珍しくなかった。そんな投げたがりのダルにとっては、フラストレーションがたまる起用を強いられることになりそうなのだ。レンジャーズのリリーフ陣の防御率は4・54(リーグ13位=14日終了時)。早期に降板すれば、救援投手が打たれて白星をフイにされる可能性も高い。復帰後はストレスとの戦いにもなりそうである。

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