米国では評価冴えず それでも巨人「ガルシア獲得」の狙い

公開日: 更新日:

「昨季限りでクビになったセペダから始まったキューバ政府とのパイプ継続がひとつ。二軍にいる同じキューバ人のメンドーサが年俸1400万円だから、1000万円という金額からして代表といっても『育成』しながら、他の助っ人勢の『保険』の意味合いが強い。現在の巨人のチーム打率は.260でリーグ3位。12球団トップの19本塁打と悪くない数字でも、球団は昨季まで苦しめられた貧打の幻影に怯えている。ギャレットとクルーズがクリーンアップに座っているものの、いつ打てなくなるか、いつ落ちてくるか気が気じゃないのが関係者の本音。だから助っ人の保険、保険の保険まで待機させ、高橋監督が不安にならないようにという配慮のようです」(球界関係者)

 ギャレットは3億円、クルーズは2億4000万円と億単位の年俸を払っている助っ人でさえ信用はしていない。球団幹部も「ギャレットとクルーズがいいスタートを切ったといっても、外国人選手は分からないからね」と慎重な姿勢を見せている。

 外国人をダブつかせるなんて金満球団にしかできない補強戦略ではあるが、他球団からはやっかみ込みで「巨人はよっぽど打てないのが怖いんだろうな」なんて声も上がっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗