モチベーション欠如? Sフェザー王者内山2回KO負けの衝撃

公開日: 更新日:

 ベガスの夢が崩れ去った時、こうなる運命だったのかもしれない。

 27日、24勝無敗で11度の防衛を誇るボクシングWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(36)が、まさかの2ラウンドKO負けを喫した。挑戦者でWBA同級暫定王者のコラレス(24)に一方的に攻められ、2R2分59秒でマットに沈んだ。

「体が温まる前にやられた。実力の世界だから、しょうがない」と話した内山。年齢による体力の衰えなど、さまざまな理由があるだろうが、一番はモチベーションの低下ではないか。

 内山がスーパーフェザー級の王座についたのは6年前。以来、ボクシングの聖地・ラスベガスでの試合を望みながら、国内でしか防衛戦を行うことができなかった。

「本来はコラレスではなく、元WBA世界フェザー級王者で27戦無敗、21KOのウォータースとベガスで試合をする予定だった。1月のトークショーでは『交渉も進んでいる。決まると思う』と話し、ウォータースの分析も披露していたが、まさかの交渉決裂。念願の海外進出がまたも頓挫し、WBAスーパーフェザー級正規王者のフォルトゥナとの指名試合も流れてしまった。その揚げ句、いつもと変わらぬ大田区総合体育館での防衛戦ですから……」(ボクシング記者)

 内山は今後について「特に何もない。何も考えてない」と話すのみだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず