またも「今後」語らず…澤穂希と“なでしこ”の微妙な距離

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 女子サッカー界のレジェンド・元なでしこジャパンの澤穂希(37)が昨15日、都内の日本サッカーミュージアムで小倉純二・日本サッカー協会元会長とのトークイベントに出席した。150人の参加者は聞き手=小倉、話し手=澤を想定して来場。ところが、イベントはもともと多弁な小倉元会長の独演会となってしまい、イベント終了前の挨拶で澤が「今日は小倉さんの貴重なお話が聞けたので私も楽しかったです」と話すと、会場は大きな笑いに包まれた。

「小倉さんは“空気の読めない人”で有名。しゃべり始めると歯止めが利かなくなる。司会者をたててコントロールしなかったサッカー協会のチョンボです」(サッカー記者)

 その澤は昨年末に現役を引退。身の振り方をどうするのか、注目を集めていた。

 なでしこジャパンが3月にリオ五輪予選で惨敗後、人気低下を憂いた澤自身が「なでしこジャパンの総監督的な立場でフォローしたい」とサッカー関係者に本気で訴えていた――という話も伝わっていた。

「もっとも所属先ベレーザ、日本女子代表で先輩に当たる高倉麻子(48)が、女子代表監督に就任したことで澤は『しゃしゃり出るわけにはいかない』と判断。やはりベレーザ、なでしこの先輩に当たる野田朱美(46)が3月末にサッカー協会女子委員長を辞任し、付き合いのない筑波大出身の今井純子(50)が後任に就いたことも、澤に二の足を踏ませることになった」(マスコミ関係者)

 落ち目のなでしこ。澤人気を使わない手はないと思うのだが……。

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