これで五輪最終予選? 日本バレーに数々の“開催国特権”

公開日: 更新日:

 不公平感は拭えない。

 ロンドン五輪で28年ぶりの銅メダルを獲得した女子バレー。2大会連続メダルを目指しての、リオ五輪最終予選が14日に開幕した。初戦のペルー(世界ランク21位)戦に勝った日本(5位)はこの日、カザフスタン(26位)に3-0でストレート勝ち。最高のスタートを切った。

 アジア予選を兼ねている今大会は、上記の3カ国以外に、ドミニカ共和国(7位)、イタリア(8位)、韓国(9位)、タイ(13位)、オランダ(14位)の8カ国が総当たりで対戦。日本はアジア4カ国中最上位か、それを除く3位以内に入ればリオのキップを手にできる。

 だが、五輪の最終予選でありながら開催国の日本はかなり恵まれている。男女とも7試合すべてが第4試合(19時開始)に固定されているからだ。他国は、第1試合(10時)、第2試合(12時45分)、第3試合(15時30分)も組まれているのでコンディション維持が難しい。しかも今回日本には、対戦日と対戦国を2試合指定できる、「開催国指定試合」という特権もあり、世界ランクが下位のペルーとカザフスタンの試合を初戦と2試合目に持ってきた。ここで連勝すれば波に乗れるという計算からだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?