本田のいない日本代表はすぐ “後釜”に求められる素質とは
3日に開幕したキリンカップで日本代表が、ブルガリア代表を7―2で下し、7日に大阪でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦する(7日午後7時半キックオフ)。
今大会は「本田の代役探し」という意味合いもあった。というのも、本田は今月13日に30歳の誕生日を迎え、そろそろ体中にガタが出始めた。
08年から欧州でハードな試合を繰り返してきたツケが回ってきた格好だが、直前合宿中に古傷の左膝痛がぶり返し、先月30日から練習を回避。当初からブルガリア戦は欠場が既定路線だった。これからもコンディション次第で欠場が予想され、早いうちに「本田不在の事態」を想定しておく必要があるのだ。
ブルガリア戦に先発した攻撃系の選手はトップにFW岡崎慎司(レスター)、トップ下にMF香川真司(ドルトムント)、左サイドにMF清武弘嗣(ハノーバー)が入り、本田の定位置の右サイドには、代表4試合目のFW小林悠(川崎)が起用された。
試合は前半4分、岡崎がヘッド一発。27分に香川がヘディングシュート。香川は35分にも反転左足シュートを決め、その3分後にはDF吉田麻也(サウサンプトン)が4点目。相手のブルガリア選手は、時差ボケでヘロヘロの上に大量失点に戦意喪失。後半の2失点はご愛嬌。終わってみれば、日本のワンサイドゲームだった。