格下チュティチャイに敗れる 上田桃子POで出た“弱気の虫”

公開日: 更新日:

【ヨネックスレディス】

 5打差3位発進の上田桃子(29)が2日連続の68で回り、初日から首位キープのP・チュティチャイ(30=タイ)に通算10アンダーで並び、プレーオフに持ち込んだ。

 試合の流れからいけば上田の方に勢いがあった。初優勝を狙うチュティチャイは73とスコアを崩していたからだ。ただ上田も勝負どころの終盤、ピリッとしなかった。

 プレーオフ1ホール目は2人ともバーディーで譲らずに2ホール目へ突入。ともに2オンを逃したが、アプローチで上田がミスしてピンまで10メートルも残り、バーディーパットがまたカップまで届かない。ピン上2メートルにつけたチュティチャイが下りのバーディーパットを決めて日本ツアー初勝利を手にした。

 それにしても不甲斐ないのが上田だ。プロ12年目、ツアー通算11勝。2007年には史上最年少で賞金女王に輝き、翌08年から米ツアーにも参戦と経験豊富。一方、チュティチャイは日本ツアー参戦5年目で、優勝どころかプレーオフの経験もない。そんな相手に負けたのだ。ゴルフジャーナリストの児島宏氏がこういう。

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