投球回数も12球団トップ 巨人・菅野の“孤軍奮闘”なぜ続く

公開日: 更新日:

 菅野の直訴もあって、首脳陣は登板予定のない遠征には行かなくていいと独自調整を許可している。故障が一番困るから、最大限の配慮はしている。とはいえ、今の先発陣に昨季13勝のマイコラスのような存在がいない。

「要するに、菅野一人にマークが集中するプレッシャーは半端ではありません。これだけ防御率がいいのに、打線が弱いからまだ5勝。高橋監督も勝ちをつけたいもんだから、どうしても登板を引っ張ってしまうんです」(チーム関係者)

 すでに二軍で登板しているマイコラスの一軍復帰を首脳陣はアテにしている。新人の桜井やポレダも来月には復帰する見込みだが、マイコラスは二軍でも打たれている。2年契約の1年目の今季はそもそもやる気があるのかも疑問。菅野はエースの証しとして「200イニングにこだわる」と話したことがある。が、過去3年間で一度も到達していない。14年の後半には右ヒジを故障した。パンクする前に、打線だけでなく、マイコラスらの投手陣の“援護”も必要だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは