五郎丸を獲得した仏リーグ強豪トゥーロンの“思惑”

公開日: 更新日:

「トップ14のチャンピオンチームからオファーが来て断る理由がなかった」――。

 ラグビー仏リーグ「トップ14」のトゥーロンに移籍した日本代表FB五郎丸歩(30)が21日(現地時間)の入団会見で強豪チームを選んだ理由をこう話した。

 新天地ではウェールズ代表FBリー・ハーフペニー(27)がいるため、豪州レッズ(出場8試合)同様、出番は限られそうだ。

 昨年のW杯で12PGを成功させたキッカーは「キックを期待されているので、結果を残せるように努力したい」と話したが、トゥーロンのフロントは本音を漏らした。

 会見に同席したムラド・ブラジェル会長は五郎丸を選手として評価した上で「アジアへのマーケティング戦略のために彼を取ったと見られているが、それは否定しません」と断言。起用法に関しては「ハーフペニーが11月のテストマッチシーズン6カ国対抗(2~3月)期間はチームを離れる。その間にアユム(五郎丸)の活躍に期待している」と話すなど、正FBの穴埋めに過ぎないと明かした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは