代表担当記者が懸念 「イタリアの快進撃は危険」の意味

公開日: 更新日:

 3連覇を狙った王者スペインを2─0で撃破したイタリア。前回大会決勝(スペイン4─0イタリア)のリベンジを果たし、イタリア国民は歓喜に沸いているが、この快進撃は必ずしも同国サッカー界にとってプラスばかりではないようだ。ユーロスポーツHPでアズーリ(イタリア代表の別称)情報を手掛けている専門記者2人に聞いた。(聞き手=サッカージャーナリスト・元川悦子)

「正直、スペイン戦は勝てないと思っていた。イタリアは、ユベントスの選手で固めた守備陣は機能しているが、攻撃系のタレントが手薄。日本のある雑誌に『史上最弱のアズーリ』と書かれたみたいだけど(苦笑)、それも十分にうなずける話だった」(マッティア記者)

「指揮官コンテが有能だから勝てた。彼はユベントスでも実証している通り、守備組織の構築力に長け、攻撃も限られた人材の有効活用がうまい」(シモーネ記者)

「しかし、今大会後に彼は(英プレミア)チェルシー監督に就任する。後任のベントゥーラ(前トリノ監督)は、コンテほどの分析眼に長けた戦術家ではない。ここが不安だ」(マッティア記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明