ハンガリー戦で2ゴール C・ロナウドの覚醒は本物か?

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 フランスで開催中の欧州選手権(ユーロ)の初戦、2戦目と不発だったポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドが、3戦目のハンガリー戦(日本時間23日午前4時キックオフ)で2ゴール。決勝トーナメント進出の原動力となった。

 2試合連続ドローで最低でも「引き分け」ないとグループリーグ敗退となるポルトガル。

 1─2で迎えた後半5分、右からのクロスをクリロナが右足インサイドでゴール左サイドネットに流し込み、ワザあり弾で同点に追い付いた。

 2─3となって同17分には、左からのクロスを美しい空中姿勢で強烈ヘッド! エースFWの2発が、波に乗り切れないチームを救った。

「今大会はハンガリー戦の前半まで“クリロナらしからぬプレー”の連続でしたが、後半の45分間で決勝トーナメントに進出できるか、それとも今大会最後の試合になるのか、土壇場に立ってからの集中力やゴールへの執着心は、スタンドの記者席まで強烈に伝わってきました。1点目、2点目ともに良質のゴールを決めたクリロナは今後、上昇機運に乗って大会を盛り上げてくれることでしょう」(現地で取材をしているサッカージャーナリスト・元川悦子氏)

 クリロナはユーロ初出場の04年大会、08年、12年とゴールを決め、ハンガリー戦で史上初のユーロ4大会連続ゴール男となった。ついに千両役者が覚醒した――。

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