「奇跡起きなかった」 イシンバエワの要望を国際陸連却下

公開日: 更新日:

 棒高跳びの女王がリオ五輪出場の望みを絶たれた。

 世界記録保持者(5メートル6センチ)のエレーナ・イシンバエワ(34)が28日(日本時間29日)、国際陸連(IAAF)から正式に出場を認めないとの通知を受けたという。自身のSNSで明らかにした。

 ロシア陸連による組織的ドーピング問題で自身の潔白を訴えていたイシンバエワは「残念なことに異議は受け入れられなかった。奇跡は起きなかった。応援してくれた人たちに感謝したい」とメッセージを寄せている。

 イシンバエワはリオ五輪からロシアの陸上選手除外処分を下した国際オリンピック委員会とIAAFの決定を不服として国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。21日に却下されたが、25日には同国スポーツ省を通じてIAAFに出場を直訴する要望書を提出していた。すでにリオを最後に引退を示唆していたイシンバエワはフィールドに立つことなく、ポールを置くことになりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも