左脇腹が癒えず 錦織に懸念される「リオ途中棄権」の恐れ

公開日: 更新日:

 錦織は全英後、コーチのマイケル・チャンとカリフォルニアでエキシビションマッチを行った。そこでは脇腹をかばって通常のサーブは打たず、アンダーサーブを打っていたらしい。復帰戦となった今大会もサーブに精彩を欠き、準々決勝までは苦戦した。

 それでも決勝まで勝ち進み、狙っていたマスターズ1000のタイトルが目の前にぶら下がったのだ。当然のことながら100%以上の力で立ち向かっただけに、完治していない脇腹へのダメージはさらに膨らんだはずだ。

■超ハード日程に日の丸とスポンサーの重圧

 リオ五輪のテニスも6日に始まる。錦織は休む間もなくコートに立ち、順調に勝ち進めば決勝は14日。終わればすぐにウエスタン&サザン・オープン(15~21日)があり、1週あいて29日には最大の目標ともいえる全米オープンが開幕する。脇腹に爆弾を抱える選手にとっては、あまりにも日程がハード過ぎるのだ。

 錦織は当初、五輪出場にさほど積極的ではなかった。ポイントが加算されないうえ、五輪の前後にマスターズ1000と全米があるからだが、だからといって五輪で手を抜くような選手ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲