賞金は上なのに 松山英樹「稼ぎ」で錦織超えできない理由

公開日: 更新日:

 今週のWGCデル・マッチプレーは惜しくも予選敗退した松山英樹(24)は2015~16年シーズン、ここまで10試合に出場して、優勝を含むトップ10入り3回。賞金ランクを9位(195万1043ドル=約2億1851万円)まで上げた。J・スピースは12位(161万7167ドル)、J・デイは16位(151万6500ドル)と、世界ランク1、2位より上にいるのだからリッパなものである。

 すでに賞金ランク15位(375万8619ドル=約4億2100万円)だった昨季(25試合)の半分以上を稼ぎ、このままコンスタントに好成績を重ねれば、昨季を大幅に上回るのは間違いない。

 ところが、上には上がいる。昨年6月、米フォーブス誌が発表した「世界で最も稼ぐスポーツ選手100人」によると、ランクインしたプロゴルファー6人の中に松山の名前はない。日本人はヤンキース田中将大(27)が約25億7600万円で58位、プロテニスプレーヤーの錦織圭(26)が約21億8400万円で92位だった。

 昨年の獲得賞金を比較しても錦織は330万255ドル(約3億7000万円)と松山の方が上回っているのだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み